Intro講演・配信者紹介

魚にステイホーム!寄生する甲殻類ウオノエ【配信終了】


◯講演日:11月15日(日)14:00〜14:45

◯参加費:無料

※配信は終了いたしました。たくさんのご視聴ありがとうございました!

 


「魚のように水中を自由に泳いで暮らしてみたい」、子供の頃にそんな夢を一度は抱いたことはないでしょうか?

ではもし、自分の家が魚そのものだったらどうします?

ウオノエは魚を棲み家にして暮らすいわゆる「寄生虫」ですが、ダンゴムシや深海ブームで有名になったダイオウグソクムシと同じ等脚目(甲殻類の仲間)の生き物です。

マダイに寄生するタイノエやサヨリのサヨリヤドリムシなど、食卓や釣りで出会う魚に寄生する種もいるので、ばったり出くわして驚いたことがある人もいるかもしれません。

実はウオノエ類は世界に40属360種以上がいて、寄生する魚(宿主)の種類や寄生する場所がそれぞれ異なります。

私は子供の頃からの魚好きが高じて博士になったのですが、偶然この奇妙な生き物にめぐり合い、その見た目や暮らしの多様さにすっかり魅了されてしまいました。

野外の生き物には必ずそれを棲み家とする寄生生物がいることからも明らかなように、寄生生物は地球上の生物多様性を支える重要なメンバーなのです。そして、多くの寄生生物は人間に害を及ぼしません。

しかし、こういった寄生生物を研究する人は少なく、人知れず絶滅していっている可能性もあります。私はこういった「顧みられない生物多様性」に目を向けたいと思い、研究を進めています。

今回の講演では、魚の色々な場所を棲み家にするウオノエ類の多様性や暮らしを最新の研究成果なども交えながらご紹介します。ダンゴムシやダイオウグソクムシと同じくらい、ウオノエのことも好きになってもらえると幸いです。


川西亮太

北海道大学大学院地球環境科学研究院 特任助教。

専門は魚類を中心とした水域生態学だが、ひょんなことから魚の寄生生物ウオノエにはまってしまい、多様性や生態、進化などいろいろ研究している。Twitter

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